心理学とコミュニケーションを学んだ成果
2020/08/16
心理学やコミュニケーションの学びにゴールはない。
心理学やコミュニケーションの学びは、柔道、剣道などの武道、書道、茶道などの文道と
同じようなものだと考えています。
最終到達点はなく、どこまでもいつまでも、高みを目指すことができるものだ
と思っています。
そういうことなので、まだまだ未熟な部分が多いですが、それでも成長したところが
あります。
成長を感じられたエピソードを紹介します。
「木村さんて、水みたいな感じですね。」
この言葉は、私とは違うところでコミュニケーションを学んでいる青年と
お話していたときに言われたものです。
どういうことかと尋ねてみました。
彼曰く、
「普通、人と話していると、相手が堅いモノに感じられて、ぶつかるというか、
跳ね返されるというか、そういう感じがするんです。
だけど、木村さんと話をしていると、水のように、柔らかいけれど、実体があって、
そして(話が)流れている感じがするんです。」
ということでした。
「心理学やコミュニケーションを学んでいる人で、
ペーシング*やバックトラック*をする人がいるんだけど、わざとらしくて
イライラすることがあるんです。
でも、木村さんにはそれが感じられず、自然な感じがしているのが不思議です。」
とも言ってもらえました。
男性と長く話をすると疲れてしまう女性が・・・
以前サポートをしていた、とある歯科クリニックの女性院長先生のお話です。
後から聞いた話なのですが、彼女は、男性と長く話をすると疲れてしまうので、
美容室では必ず担当を女性にしてもらっているというのです。
「男性と長く話しをすると疲れてしまう理由はなんですか?」
と尋ねると、
「男性の多くは、女性の感情的な部分の表現に拒否反応を起こして、
その原因や状況を聞いてくれません。
だから、息が詰まってきてしまうからです。」
と答えました。
ところが、最初の面談のときに、あれこれと活発に話している彼女がいました。
私は、話し方がソフトで、ニュートラルな感じだっただそうです。
そして、私は、いろいろな状況下での彼女の気持ち・感じ方を尋ねるのですが、
それが初めての経験で、気持よく話ができたと教えてくれました。
私は、クライアントさんの感情を無視して、
- イケイケどんどん!
- とにかくポジティブに!!
- がんばればなんとかなる!!!
というタイプではありません。
クライアントさんの感情に寄り添い、深層心理からの変容を促すことが大切だ
と思っています。
そんな私の姿勢が伝わったのではないでしょうか。
その後、私はコミュニケーションや心理を教える側へと進んでいきます。
- 基本情報
- コミュニケーションを実地で鍛えられる
- コミュニケーションを失敗から学ぶ
- 心理学とコミュニケーションを学び始めたころ
- 心理学とコミュニケーションを学んだ成果
- コミュニケーションと心理を教える側になる